大激戦を制したのはオランダ! イスラエルと共に2次ラウンド進出決定

2017年3月8日 試合レポート

 3月8日(火)「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)1次リーグプールA・第2日。初戦をイスラエルに7-15で敗れたWBSC男子野球世界ランキング4位のチャイニーズ・タイペイは、前日に韓国を5-0で下したWBSC男子野球世界ランキング9位のオランダと高尺スカイドーム(韓国・ソウル)で対戦した。

 試合は中盤まで取っては取られ、取られては取りの大激戦となる。チャイニーズ・タイペイ先発の宋家豪(ソン・チャーホウ/東北楽天)の重いボールに対し、オランダは2回裏二死二・三塁から8番のリカルド(ティグレス・デル・チナンデガ)が中前安打で先制点を奪うが、チャイニーズ・タイペイは3回表無死二・三塁からオランダ先発MLB通算53勝をあげているJ.ジャージェンズの暴投と4番・林智勝(リン・ジシェン/中信兄弟)のライト犠牲フライで逆転。

 4回裏にオランダが4番のウラジミール・バレンティン(東京ヤクルト)のライト前ヒットをきっかけに、6番・グリゴリアスがMLBヤンキースレギュラーの貫禄を示す左中間2点二塁打。リカルドも相手一塁手グラブの上を抜ける適時打で計3点を奪って再逆転に成功すると、チャイニーズ・タイペイも5回表に2番・張志豪(チャン・ジーハオ/中信兄弟)の右中間に運ぶ2ランで追いつき、さらに無死一・三塁から5番・林益全(リン・イーチェン/富邦ガーディアンズ)の二塁ゴロで5対4勝ち越し。二転三転、白熱の展開に両チームのベンチ、応援席は沸きに沸く。

 1点をリードしたチャイニーズ・タイペイ。MLBインディアンス傘下でプレーする2番手の江少慶(ジャン・シャオチン/レイク・キャプテンズ)が3回途中からロングリリーフ。必勝態勢に入る。が、オランダは逃げ切りを許さない。

 8回裏二死三塁で打席に入ったのは再びグリゴリアス。江少慶が魂を込めて投じたボールを左前に弾き返し同点。そして激戦の結末は意外な形となった。

 9回裏、失策、死球、中前安打で無死満塁としたオランダ。絶体絶命のピンチに、チャイニーズ・タイペイ4番手の陳鴻文(チェン・ホンウェン/中信兄弟)がフルカウントから2番のプロファー(レンジャーズ)に対して、投じたボールは外角に大きく外れ押し出し。6対5。オランダはサヨナラ勝ちで1次ラウンドプールA連勝。同時に同じくプールA連勝のイスラエルと共に3月12日(日)から東京ドームで開催される2次ラウンド進出を決めた。

 両国の次戦は、オランダが3月9日(木)12時半(日本時間・現地時間同じ)から、イスラエルと1次ラウンドプールA1位を決する最終戦へ。一方、1次リーグ敗退が決まってしまったチャイニーズ・タイペイは、3月9日(水)18時半から同じく1次リーグ敗退が決まった韓国との最終戦を戦う。