プエルトリコ、ベネズエラから18安打13得点 大会6連勝でオランダとの準決勝へ

2017年3月19日 試合レポート

 3月19日(日)04:30(日本時間)「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)2次ラウンドプールF・最終日の第1試合は、WBSC世界ランキング12位のプエルトリコと同7位のベネズエラが対戦した。プエルトリコは2次ラウンド2連勝でプールFの1位、ベネズエラは2次ラウンド2連敗でプールF最下位が決定しているが、中南米のライバル同士の対戦とあって、ペトコ・パークには20,778人もの観衆が詰めかけた。

 試合はプエルトリコ打線の活発さが目立つ展開となる。プエルトリコは1回表に1番・A.パガン(ジャイアンツ)の二塁打を糸口に一死満塁から5番・T.リベラ(メッツ)の遊撃ゴロで先制。その後も、3回表・5回表に1点ずつを加えて6回表には9番・フエンテス(ロイヤルズ)、A.パガンの連続適時打で5-0。

 プエルトリコはさらに7回表には4安打3四球で一挙5点。9回表には4番・バルガス(ツインズ)が2ランを放つなど計18安打13得点を、ベネズエラの6投手から奪った。

 これに対し、ベネズエラの得点は6回裏に3番・オドーア(レンジャーズ)が放った2ランのみ。準決勝以降の投手起用も考慮し、小刻みに5投手を起用したプエルトリコに対し、安打は5本に留まった。

 これでプエルトリコは1次ラウンドプールDに続き、2次ラウンドプールFも3連勝。今大会無傷の6連勝で、3月21日(火)10:00(日本時間)からドジャースタジアムにおいて、2次ラウドプールEの2位・オランダとの準決勝へ駒を進める。

 一方、1次ラウンドプールDではメキシコとの激戦を制し、イタリアとのプレイオフを制したベネズエラは2次ラウンドプールFで無念の3連敗。2大会ぶりの準決勝進出は果たせず大会を後にする。