オランダ打棒爆発 1次ラウンドで敗れたイスラエルにコールド勝ち

2017年3月13日 試合レポート

 3月13日(月)「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)2次ラウンドプールE・2日目はWBSC世界男子ランキング9位、1次ラウンドプールA・2位通過のオランダと同41位で1次ラウンドプールA・1位通過のイスラエルが対戦した。

 1次ラウンドではイスラエルが4-2でオランダに勝利。が、この日の試合を終始有利に進めたのはオランダだった。まず2回表二死二・三塁から8番・デカスター(ティグレス・デル・チナンデガ)がセンター前に2点先制適時打を放つと、3回表にも一死二・三塁から4番・バレンティン(東京ヤクルト)の2点適時打で4-0。バレンティンは続くグレゴリアス(ヤンキース)の左中間二塁打で激走し、一塁から生還するファイティングスピリッツも見せた。

 オランダはさらに二死後、7番のサラガ(オクラホマ・ドジャース)がセンターフェンス直撃の適時二塁打を放ち6-0。イスラエルにとっては先発・ベーカー(カージナルス)、2番手左腕・ブレイク(レディング・ファイティン・フィルズ)の乱調が大きく響く形となった。

 オランダ打線の勢いは中盤以降も変わらず。4回表も二死一・二塁とするとバレンティンがライト前にうまく運んで7点差。そして5番・グレゴリアスが特大の3点本塁打をライトスタンドに叩き込み早くも10得点。イスラエルはその裏に4番・フレイマン(ポートランド・シードッグス)が右中間に弾丸ライナーを突き刺し、7回表にも途中出場の6番・リックルズ(ハリスバーグ・セネターズ)、7番・ガイエン(ランカスター・バーンストマーズ)の連打で1点を返すが、反撃もここまで。

 結局オランダは、8回表にも2点を加え大会規定による10点差コールド勝ち。イスラエルに1次ラウンドの借りを返すと同時に2次ラウド1勝1敗で準決勝進出への可能性を残した。2次ラウンドプールE最終戦は、3月15日12時から東京ドームでキューバと対戦する。一方、初出場WBCでの連勝が「4」で止まったイスラエルもオランダと同じく2次ラウド1勝1敗。プールE最終戦は3月15日19時からの侍ジャパン戦となる。